カテゴリ:Hard Rock( 415 )

桂離宮の石燈籠 2

5月23日(水)

桂離宮の石燈籠シリーズです。良質の豊島石の原石を入手したので各種本歌写しを製作しました。

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一つは外腰掛延段先にある生込燈籠写し。
上から椀をかぶせたような特徴的な形の宝珠だけが多角形で、あとは四角形です。本歌の石種は白川石です。

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次に賞花亭道の生込燈籠写し。この燈籠は池泉に蛍が飛びかうようすを生みだそうとしてデザインされたもので、“水蛍”という名をつけています。

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そして、松琴亭前の燈籠写し。各部円形で本歌も全ての部分が豊島石を用いています。


by tokan-en-hardrock | 2018-05-23 08:44 | Hard Rock | Comments(0)

桂離宮の石燈籠

5月19日(土)

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良質の豊島石の原石を入手したので、桂離宮の石燈籠の本歌写しを造りました。
笑意軒舟着の置燈籠 三光燈籠は、本歌そのままの寸法写しで製作。
日月星を表した燈口を持つこの燈籠は、灯台をほうふつさせる。つまり舟の水先案内をつとめる役目です。

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笑意軒道の雪見燈籠といえば三角雪見燈籠。本歌より一割五分縮小して製作。雪見燈籠には違いありませんが、平面的に三角をなす特色豊かなモノで、ユーモラスで独創性に富んだ意匠です。

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ちなみに本歌の笠は白川石。その他は豊島石です。

by tokan-en-hardrock | 2018-05-19 16:03 | Hard Rock | Comments(0)

ヘテ 海駱 Haetae

5月10日(木)

非常に時代のついた、「ヘテ」(海駱・Haetae)が入荷してきました。これは稀少です!!!

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「ヘテ」とは韓国で門前や殿前の両側を対で守る霊獣ことです。
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ヘテは、犬でもないし獅子でもありません。
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角はなく、巻き毛なところは獅子の系統を濃厚に感じます。
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ヘテは火を食べるといわれており、宮殿を守る火伏せの役割があります。
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角がないのが、朝鮮半島のヘテ独特の姿だといえます。


by tokan-en-hardrock | 2018-05-10 08:07 | Hard Rock | Comments(0)

扉輪石か薬研か!?

2月3日(土)

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↑ 写真は、扉輪石と呼ばれるモノだそうです。
観音開きする扉下部に取り付けられた車輪が通るところが轍になっています。

一見薬研のように見るが薬研では無いとか。いわばお車石といったとこでしょうか!?↓
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がしかし、少し疑問が。。
もしこれがその扉輪石であるというのであれば、轍部は端まで端まで同じ深さに掘れていたと思いませんか。

真ん中から両端に向かっていずれも浅く掘れていることから、
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はやり薬研なのか?と疑ってしまします。↑

何に?どのような目的で使用されていたのかは不明ですが、
表面の風化具合や轍部の擦り減り方、
全体的に撫でた肌は相当の時代物であることは間違いないでしょう。





by tokan-en-hardrock | 2018-02-03 14:32 | Hard Rock | Comments(0)

旅へ!

11月2日(木)

小学5年になった長女と...
小さなころから自転車乗るのが大好きで、小学校入学時に約束した父娘2人だけの自転車の旅へ今晩から出発します😊🚴‍♀️

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愛媛今治からしまなみ海道を通り広島尾道まで❗️
2泊3日事故怪我無く目的地に到着できるよう、お地蔵さんに交通安全祈願しました👌

そんなことより俺の足がもつのか⁉️wwwww
それでは皆さまも良い週末を👍👍

by tokan-en-hardrock | 2017-11-02 10:21 | Hard Rock | Comments(0)

妙見山道標


9月9日(土)

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7月にも一度… 昨日またまた野暮用で大阪池田方面へ。

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用事はたいしたことなく無事コンプリートしたので、妙見道に建てられた「牧の妙見山道標」や「野間口妙見山道標」など見学しながらのんびり帰りました。

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建立が江戸期(文政11年)から明治期のモノ(野間口の道標は能勢黒御影、野間口のは法貴の花崗岩)がほとんどで、

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道標の規模や建立数などから

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当時京都から亀山(現在の亀岡)、牧を通り妙見山への詣りが非常に盛んだったことを窺い知ることができます。

by tokan-en-hardrock | 2017-09-09 10:13 | Hard Rock | Comments(0)

圓徳院の檜垣の手水鉢


9月6日(水)

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秋デスネ!

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写真は、圓徳院の檜垣の手水鉢です。
圓徳院は、豊臣秀吉の妻北政所ねね終焉の地です。
秀吉の没後、ねねは高台院の号を勅賜されたのを機縁に高台寺建立を発願し、慶長10年に秀吉との思い出深い伏見城の化粧御殿とその前庭を山内に移築して移り住みました。
それ以来、大名、禅僧、茶人、歌人、画家、陶芸家等多くの文化人が、北政所を慕って訪れたと伝えられています。
さて、この手水鉢がどうして檜垣の手水鉢と呼ばれているかは不明ですが、元は石造宝塔の笠(屋根)の見立てで、横に立て側面を凹形に切り取り水穴を穿つた非常に遊び心がある意匠の鉢です。

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当時の資料を観ると蹲踞灯り(石燈籠)があったようですが現在はありません。
茶人や大名らの目を楽しませた圓徳院檜垣の手水鉢、ねね遺愛の物です。

by tokan-en-hardrock | 2017-09-06 11:55 | Hard Rock | Comments(0)

徳島へ。


8月3日(木)

7月20日の話。
徳島へ行ってました。

仕事はサクッと14時までに済ませ、
せっかく徳島まで来たのだからとプチ観光へ。

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釣り竿を忘れたのは痛かった笑 

それはさて置き、
徳島市国府町早淵で線刻阿弥陀如来坐像を見ることができるとの情報を得たので早速向かいました。

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県指定文化財で平安時代後期の作品と言われ、
写真では判り難いが線が柔らかく美しかった。

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この早淵の線刻阿弥陀如来坐像。。。
非常にわかりにくい場所にあり、

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近くの「福満寺」というお寺で場所を尋ねたらわざわざご住職が目的地まで連れて行ってくれました。ありがとうございました。感謝です。


昔は休みの日は、
半日釣り→半日石造美術品巡りみたいな過ごし方をよくしましたが、
最近はダッシュで帰る日が多く勉強熱心だった頃の自分を忘れかけていました。
仕事も釣りも初心にかえらんとあきませんね。

こうなると止まりません。

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さらにその近くの徳島市国府町の「興禅寺(こうぜんじ)」の六地蔵板碑も見に!

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三体ずつ二段に六地蔵が刻まれており天正十二年の紀年銘がありました。

そして、
そのまま歩いて徳島市国府町の「阿波国分寺(あわこくぶんじ)」を梯子笑 

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ここは、四国八十八カ所第十五番札所で、

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天平年間に建立されていたという七重塔の塔心礎がありました。

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環溝型という珍しい形式でど迫力の塔心礎が見れ興奮しました。

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帰りは、

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淡路のハイウェイオアシスで玉葱シラス定食を食べて帰ったとさ。

by tokan-en-hardrock | 2017-08-03 18:35 | Hard Rock | Comments(0)

野暮用で箕面市まで。


8月2日(水)

先月7月19日の話。

ちょっと野暮用で大阪府箕面市まで。

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432号線から能勢方面へぬける732号線との別れ道「笑路」の三叉路に道標を見つけました。

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「左 能勢妙見山道」明治42年3月に建立されたものでした。

それを見て久しぶりに無性に石が見たくなり、
箕面市で用事を済ませた後、南丹市園部町若森の南北朝時代創建の禅寺「普済寺(ふさいじ)」に立ち寄りました。

普済寺といえば南北朝時代前期の相輪まで完存する宝篋印塔が有名で、

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石柱門横の石垣上の二基の宝篋印塔も境内の宝篋印塔と同形式でした。

宝篋印塔を見たら、
今度は無性に層塔が見たくなり亀岡市宮前町宮川神尾山「金輪寺(きんりんじ)」と、
亀岡市宮前町神前「宝林寺(ほうりんじ)」を梯子しました笑

神尾山金輪寺はとにかくとんでもなく辺ぴなところにあり、辿り着くのに少々手こずりました。

さて置き、
寺伝によると延暦二年西願上人により天台宗として創建され、
寛治年間に明恵上人により再興されたとされています。

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鎌倉時代中期延応二年の銘のある重要文化財の五重石造層塔があります。
笠の軒反が緩やかで、各層の笠と軸部を別石で造る古い様式のものでした。

また、
五重石造層塔と対に安置されている九重石造層塔は、

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鎌倉時代後期初め正応五年の紀年銘があり逆に笠の軒反は強い。
苦労して辿り着いただけに対の層塔は格別だった。

そのまま、
重要文化財鎌倉時代後期正応五年の九重石造層塔を有する宝林寺へ。

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笠の軒口は厚く垂直で反りは緩やかなのはまさに鎌倉のもの。

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藤原仏三体の収蔵庫の裏には三基の宝篋印塔もありました。

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野暮用ついでだったので滞在時間短めでしたが、
久しぶりに石見て萌えました笑

by tokan-en-hardrock | 2017-08-02 18:37 | Hard Rock | Comments(0)

石の野性


7月6日(木)

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隔月間誌「コンフォルト」の2017August(№157)が手元に届きました。
今回の特集は「石の野性」ということで、私も微力ながら少しだけ協力させて頂きました。

日頃からお世話になっております先輩 京都北嵯峨きむら造園の代表木村隆さんが語る「造園家の手法」10ページにもわたり掲載されています。これは必読ですね!!!(笑)

また、高﨑先生監修「庭石の小辞典」では、普段なかなか知ることのできない石についての基礎知識が詳しく丁寧に解説されています。

本屋で見つけたら興味のある方は手取ってみて下さいw 宜しくお願いします。

by tokan-en-hardrock | 2017-07-06 10:41 | Hard Rock | Comments(1)