三月堂形
奈良東大寺
法華堂前石燈籠(三月堂形)写し
北山都乾園資材置場にて撮影
本歌は、鎌倉時代典型的のものでその形は健康的な力強さがあると思います。基礎は割合に低く竿は節のところでしっかりと締り締つた結果間か膨れたと言ったような形です。中台は薄くそして平たく、火袋は大きいがきゃしゃで笠もまた薄くこの上には適当の大きさの請花宝珠がのっているのだから全体としては安定しており鎌倉時代の比例や細部をもっているところの得がたいものであると思います。
これは宋人伊行末の施人である、宋国より来朝した石工で自分自身で宿願を果たさんために施人したのかも知れないと言われてます。
何れにしても珍しい石燈籠です。
by tokan-en-hardrock | 2008-03-08 18:30 | Hard Rock