抱川アートバレー


9月9日(木)

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写真の板材は抱川(ポチョン)といい、韓国の代表的花崗岩です。

現在、外国(中国)からもっと安価な石が輸入されてくるようになり競争力を失い、
1990年代半ばに採石作業が中断され、
その後は見捨てられ抱川採石場は廃虚になっていました。

しかし今、この廃虚なってしまったと言われる抱川採石場行ってみると、
印象は180度変わります。絶壁の下にエメラルド色の湖。

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この美しい景色は最近まで放置された抱川採石場跡なんです。
文化体育観光部と抱川市がここの長所を十分に活かし、
彫刻公園や公演スペースなどを備えた複合文化空間に作り変え、現在の姿になりました。

泉の水と雨水がたまって作られた湖には、
きれいな1級の水だけに住む山椒魚などがいるそうです。

人の手で切り崩された山は自らの力で息を吹き返し、
人はその中に芸術の世界を作り出していく、、

力強い自然が広がっている都市抱川、
韓国の風流と風情を感じることができるあたたかい都市 色んな意味で訪れたいです。



◆抱川(花崗岩)◆
比重 = 2.61
吸水率 = 0.35%
圧縮強度 = 1480(kg/cm2)
曲げ強度 = 94(kg/cm2)
硬度 = 108(Hs)

by tokan-en-hardrock | 2010-09-09 10:16 | Hard Rock

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