■一二三石 (ひふみいし)


■一二三石 (ひふみいし)


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修学院離宮茶屋 隣雲亭は、


修学院離宮の一番高地にあり、

絶景を一望におさめ、

京都北山・西山ともにあわせ望むことができる。


この景色を望む立場が 

「 一二三石 (ひふみいし) 」 の白地の漆喰 (しっくい) である。

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絶景と一二三石、

それは作者の考えか・・・

はたまた

天台宗の教え 「 一心三観 (正しいものの見方) 」 か、

景色の実相を眺めるための嗜好 (しこう) とも考えられる。


「 一二三石 (ひふみいし) 」 とは、


空観 (くうがん) 

仮観 (けがん) 

中観 (ちゅうがん) 


この三観が一つの白漆喰で連なって一心の漆喰は、

三観という三つの正しいものの見方となって、

広範な景色は、その実相を現すのだと私は思った。ということにしときましょう、よっしー

by tokan-en-hardrock | 2007-08-06 23:56 | Hard Rock

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