東江州見学会 【後編】


4月13日(火)

何かと毎日忙しく先ほど帰宅
ああ、また午前様・・ ママに叱られますなこりゃ

さてと深夜の更新 研修後編スタートです


お昼は近江牛すき焼きを腹いっぱい食らい
いざ近江八幡市安養寺町安養寺跡石造五重塔へ

e0126548_1365152.jpg

e0126548_1381260.jpg

e0126548_1382835.jpg

e0126548_1384818.jpg

この塔の造立は軸石南側に寛元四年(1246)と刻銘されてます
高さはおよそ4メートルといったところでしょうか
規模の大きい堂々とした塔です
台石には格座間の中に三茎蓮を浮き彫りし軸石各面には肉厚の仏座像を配してます
相輪の請花、伏鉢と九輪の最下段部が欠損しているのが実に惜しいです



続いて向かったのは蒲生郡竜王町鏡神社(かがみじんじゃ)

宝篋印塔と石燈籠

e0126548_1523019.jpg

e0126548_1534078.jpg

e0126548_154088.jpg

e0126548_201017.jpg

e0126548_158151.jpg

この塔の最も珍しいのは塔身の四隅に刻った鳥の彫刻だと思います
この鳥は梟と考えられていてその遺例は極めて少ないでしょう

そして燈籠はといいますと
総八角形で材質は花崗岩で近江八幡市の周辺で産出されたものでしょう
特徴は竿の部分が八角柱状で著しく高いことです



本日最後の見学先は蒲生郡竜王町島八幡神社

石造宝塔

e0126548_210589.jpg

e0126548_2111277.jpg

e0126548_211435.jpg

e0126548_21250100.jpg

探すのに苦労します
この塔は花崗岩製で九輪の八割がた欠失してますが鎌倉時代の特徴を具備してます

これで予定してた八ヶ所全てを見学しました

改めて東江州いや滋賀県に残る石造美術の保存状態に驚かされました
他府県と比べると圧倒的に数の多さを誇っており
こうした優れた石造文化財があるってことは近江の生活文化が
他の地方に追従を許さないほどの水準にあったことを示していると考えられますね
滋賀県は京都に続く石造美術品の宝庫なんです

以前にも書いたことがありますが

石仏や石塔・石燈籠などを主とする石造美術というのは比較的地味なため
一部の人を除いては関心が薄くどこか振るわない
しかし石造美術は郷土の歴史を語る貴重な遺物であり
その祖先の信仰心のこもった遺品なんだと思います

また近々スタッフを連れ研修をしたいと思います
皆さま 休日返上でお疲れさまでした

by tokan-en-hardrock | 2010-04-13 02:44 | 都乾園 | Comments(0)

<< 東江州見学会 【番外編】 東江州見学会 【前編】 >>