東江州見学会 【前編】


4月11日(日)

都乾園スタッフとその家族を引き連れ
東江州方面に石造美術品の見学研修に行ってきました
石のお勉強です


先ずは蒲生郡日野町正法寺(しょうほうじ)からスタート

石造宝塔

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この塔は背面に正和四年(1315)の刻銘があり鎌倉時代後期の作です
花崗岩製で基礎は四面とも輪郭を巻き
格座間を入れ正面はその中に開花蓮華浮き彫りし他の三面は素面です
塔身は胴部に扉形を線刻し笠は勾配が緩く隅棟と露盤形を造りだしてます
相輪の請花や宝珠も美しく造られてます
全体に均整がとれていると思います


次に向かったのが蒲生郡日野町金光山寂照寺(じゃくしょうじ)

宝篋印塔と石造宝塔

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宝篋印塔の基礎は上端に二段の段型で
側面は四面とも輪郭の中に格狭間を彫り三茎蓮を浮き彫りしてます

一方石造宝塔は基礎二面の輪郭の中に格狭間を彫り内には三茎蓮を彫る
残る二面は近江文様の開蓮華と素面の基礎です
どちらも鎌倉時代と推定されてる洗練された塔でした


三ヶ所目に見学したのは蒲生郡日野町比都佐神社(ひつさじんじゃ)

宝篋印塔

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この塔は刻銘によって嘉元二年(1304)に造立したことが明らかです
基礎は四面とも輪郭を巻き格座間を入れ
内側は東南二面に孔雀一対
北面は開花蓮華を浮き彫りし西面は素面です
塔身は各面とも四仏の種子を配してます
笠下端の軒裏には塔身周囲に溝を彫り丁寧な加工が施してありました
相輪が欠失してるのが惜しまれるが細部意匠の優秀な遺品として貴重なことは間違いないでしょう


そして四ヶ所目は東江州では外すことができない東近江市石塔寺(いしどうじ)

三重石塔(阿育王塔)石造宝塔

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詳しくは過去記事を参考に


午前中最後は滋賀県犬上郡西明寺(さいみょうじ)

石造宝塔

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笠は隅棟を造り下端には二重の垂木形を彫りだしてます
基礎は壇上積式で側面は四面とも格狭間内に開蓮華を刻んでます
珍しく相輪まで完存する鎌倉時代の美しい宝塔でした

午前はこれで終わり
子どもたち 文句ひとつ言わずしっかり歩いてくれました
石塔寺の158段ある石階段 キツかったねぇ

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ご褒美にお昼ご飯は近江牛のすき焼き

続きは明日更新します

by tokan-en-hardrock | 2010-04-11 22:31 | 都乾園 | Comments(2)

Commented by 石造品好き庭師 at 2010-04-12 20:07 x
いいな~
沖ノ島、江州と触れ合いたかったな~
Commented by Hard Rockな男 at 2010-04-13 02:49 x
石造品好き庭師様
エンジン中立、エンジン停止、右転蛇!!
風下より救助に向かって下さい♪

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